2009年11月11日水曜日

夜中の走行とIXL

今日、会社から帰ってから、夜中に少し走って見た。まずは、ヘッドライトだが、

これが、ロー
そして、これがハイだ。どちらもプロジェクタータイプのためか、照射範囲が狭い。中心の明るさは、問題ないのに残念だ。ローでは、右下が暗い。ハイでは、逆に左下が暗い。しかも、あまり遠くにも届いていない。とりあえず、高さ調節で少し高くしてみたが、そうすると、今度は、手前側が暗くなる。もう少し、照射範囲が広くなるといいのだが。HID化する事でこれが改善するなら、試したい。また、ライトの下のポジションライトは、

ほとんど、前を照らすのには役に立たない。これを高輝度のLEDに変える事で、手前の下を照らせるようになるだろうか。

また、宇佐神宮からの帰りに、5,500回転で、60km/h程度出たと書いたが、今日の夜の走行では、走り出しでは、6,000回転で45km/h程度しかでなかった。30分以上走って、しかも、だいぶ長めに走り続けた状態で、やっと、5,500回転で、60km/h近い速度が出たが、信号で止まるとまた速度の割に回転数が高くなる。LEAD110には、タコメーターが無いので、気にならないが、WACOX H1にはタコメーターがついているので、エンジン回転と速度の関係が気になる。それでも、状態が見えるのはいい。

IXLというエンジンオイル添加剤を入れている方を見かけるので、購入してみた。
16oz(473cc)で、送料込み2,400円だった。以下のURLで購入した。

http://www5d.biglobe.ne.jp/~csm-oota/ixl.htm

さっそく、30cc程度を入れてみた。オイル交換時に5%との事だったが、まだ、オイルは汚れておらず、交換するのももったいないので、お試しということで、30ccを入れた。少しでも、エンジンが長持ちしてほしいものだ。

WACOX H1のファーストインプレッション

宇佐神宮までのツーリングでのファーストインプレッションを、LEAD110との比較で書てみる。

■注目度
デザインの良さは、写真を見ればわかるが、走行中の注目度は高い。宇佐神宮へのツーリングでも、何台かのバイクとすれ違ったが、特に、大きなバイクほど、「おやっ」という感じて、見てくる。同じピンクナンバーのスクーターが車をすり抜けて信号待ちしている私の横に止まったが、じろじろと見ていた。これは、デザインよりも、同じピンクナンバーと言うことに驚いたのかもしれない。そういう意味での注目も有る。また、広い片側3車線の道路を走っていたら、整備工場の小型トラックが後ろからものすごい勢いで、横をすり抜けていったが、一旦だいぶ前に走った後、ゆっくりと速度を落として、私の前に近づいてきて、左側を開けてきた。よく見ると、若い兄ちゃんが、左側の大きなバックミラーでこちらをちらちらと見ていた。右の2車線は、私のバイクよりだいぶ流れが速いのにだ。数分ほど一緒に走っていたが、そのうちいなくなった。

■風の影響
これからの季節、風も冷たくなって、バイクには辛い季節になる。だが、WACOX H1は風防が付いているため、走行中はあまり風を感じない。ただし、ハンドルには、風の影響があるので、厚めのグローブは必須だ。足は、前に投げ出してシート前を挟むように股を締めていると、ほとんど風圧を感じない。これは、大きな利点だ。もちろん、60km/h以上はほとんど出していないので、それを超えると変わるかもしれないが、少なくとも60km/h以下なら問題ないと思われる。

また、トラックの後ろや横を走ったときにも、風の巻き込みがあまりなく、ハンドルもぶれず安定している。LEAD110は、普通車の後ろでも、風の巻き込みかあり、ハンドルがぶれて安定しないため、なるべく、車間を開けて走るようにしている。横風にも弱い。ハンドルに風防や、ナックルバイザーが、ボディ前面にはサイドバイザーを付けている。さらに、すとんと落ちた形状のフロントデザインも関係していると思われる。対して、WACOX H1は、フロントが尖った形状をしており、これが風をうまくコントロールしてくれるのだろう。その上、風防はその形状の一部であり、ハンドルではなくボディに付いていて、剛性感も高い。そのためだと思うが、宇佐神宮の往復4時間は、あまり疲れを感じなかった。風の影響のなさは、特筆すべき事だと思う。

車体重量が、250ccクラスの国産ビックスクーターが200kg以上有るのに、134kg程度と軽いので、風の影響をもう少し受けるのではないかと思ったが、良い意味で予想を裏切られた。

■音
エンジン音は、アイドリングの時には、低音でなかなか良いと思う。だが、回転が上がると、メカノイズの方が、大きくなり、少々うるさく感じる。だが、60km/hで5,500回転程度で流していると、排気音も、メカノイズも、ほとんど聞こえなくなる。巡航状態では静かすぎるかもしれない。DIY建築士さんのように、マフラーの加工を行って、もう少し、迫力のある排気音にできればいいと思う。

■コーナーリング
コーナーリング性能は、慣らし状態では十分なインプレができないが、車線変更などはゆったりした感じだ。ちょっときついカーブだと、曲がりにくい感じがするが、曲がってしまえば、そこそこ曲がれる感じがする。まだ、アクセルをそんなに開けられないため、カーブの出口で、加速しながら脱出するというのができないので、切れ込んでオーバーステアになる。エンジンの馬力がなく、加速も期待できないので、おそらく、慣らしが終わっても、同じような感じではないかと思う。もう少しエンジンパワー..特にトルクがあれば、カーブも楽しくなるだろう。WACOX H1の250ccに乗ってみたいものだ。

■燃費
燃費は、今回37km/lを超えたが、慣らしが終わって各部がスムースに動いてロスが無くなり、60km/h程度でのんびりした走りなら、まだ、良くなるかもしれない。最初に、11.7リットル近く入ったので、400km以上は、無給油で走れるということになる。これは、すごい事だ。正直言って、こんなに巡航距離の長いバイクは初めてだ。私の場合、1ヶ月でよく走って500km程度なので、1ヶ月に1回給油すればいいことになる。今のLEAD110は、月に3回から4回給油している。燃費が良くても、タンクが小さいとすぐに燃料計がEまで行くので、心配で入れてしまう。今回の130kmの走行で、3.7リットル入ったが、LEAD110なら、燃料計が半分以下まで下がっている状態なのに、WACOX H1では8目盛りの内の1目盛りに過ぎなかった。タンクは、大きいほどいいと思う。安心感が違う。WACOX H1の燃料計は、一目盛りくらい減ってくると、走行中に震える。つまり、針が上下にぶるぶると動く。LEAD110はもちろんだが車では、このような動き方をする物は見たことがない。ダンパーが効いていない感じだ。

■ブレーキ
ブレーキは、まだ当たりが付いておらず、急制動も行っていないが、まあ、そこそこ効く感じがする。LEAD110は、特にリアがプアで、しかも、ぎりぎりまでクラッチが切れない仕様なので、ブレーキをかけても車体が勝手に前に進んでしまうような不安感が有った。1年経って、6,000km走った今の状態でも、リアブレーキのプアな感じはそのままだ。パニックブレーキでは少々心許ない。ただしLEAD110のリアブレーキはドラム式だ。LEAD110のフロントディスクプレーキは、キリキリという不快な音がするが、WACOX H1も音がする。これはリア、フロント共にネズミの鳴くようなチューという音だ。まだ小さい音なので、気にはならない。この程度で済んで欲しいものだ。音が大きくなったり性能上に何か変化があったら、分解して調べてみよう。

■走行
直進走行中は、最初に感じたハンドルが取られる感じがやはりする。特に、シート前部に座ると少しふらふらして不安定な感じがある。シートに深く座って、足を投げ出しているとだいぶ安定する。このハンドルが取られる感じは、駒が傾いても落ちないでいるのに似ている。何か慣性モーメントのような感じだ。ゆっくりとした周期で、車体がゆったりと左右に傾くのに、実際は、まっすぐに走っているような感じ。そのため、何か、今ひとつしっくりこず、腕に力が入る。シートに深く座って、ハンドルを強く握らないで、軽く乗せるような感じで走るってみると、ふらふらするわけでも、実際に左右に行くわけでもない。不思議な感じだ。慣れないからそういう感じなのかまだ解らない。車の間をすり抜けようなどとは、とても、思わない。狭いところを走るのは勇気がいる。つまり、機敏な走行は苦手で、全体的に、鈍重な感じだ。

まだ、慣らし中で、おそるおそる乗っている状態なので、これから、トラブルもあるだろうし、慣らしが終わると、今感じている事と異なった見解を持つかもしれない。定期的に、上の項目について記載したいと思う。