2011年4月29日金曜日

Tsurugi 150とWACOXでツーリングは最高のネタを提供する

WACOX H-1乗りのmasaakiさんとツーリングに行くことにした。

待ち合わせ場所に行くのに高速を使った。合流から、アクセルはフルスロットだ。速度が90km/hを超えた当たりで、アクセルを開いても吹かなくなってだんだん速度が落ちて、とうとう路側帯でエンジンストール。

今時、買って半年ちょっとなのに、高速上でエンジンが止まるなんて考えられるだろうか。相当に慌てた。このままエンジンがかからなかったらどうしよう。などと思ってセルを回したがかからない。だが、諦めかけたところでなんとエンジンがかかった。

あんまり吹かすとまたストールするんじゃないかと思っていたら、これまた突然の25kmの大渋滞。一気に速度が落ちて、止まってしまった。これが幸いしてか、エンジンが止まることもなく、なんと待ち合わせ場所に着くことが出来た。約束の時間より、たいぶ早く着く予定だったのに遅れてしまった。謝りながら初めて会ったブルーのWACOX H-1じゃなかったmasaakiさんだった。
ここで、少し立ち話。持ってきたWACOX用のパーツを快くもらっていただけた。どう処分しようかと思っていたので、とても助かった。重いパーツでしたが、ありがとうございました。masaakiさん。

今回は、近場のダムを回ることに。本当は、八木山バイパスを走ってみたいと思ったのだが、すごい渋滞で諦めてUターン。最初のダムは、
なんか、池みたいだね。などと話して、ちょっと先に行ってみますか....と行くと、
巨大なダムが....さっきのは違ったみたい。ここが、福知山ダムだ。
降りてちょっと散歩
水不足だと言われていたがここのダムは思ったほど水位は低くなかった。
きれいな花壇もあった。ダムの回りを走って、次のダムへ。途中で時計を見ると昼なので、途中の道の駅で昼食。ここは、「道の駅いとだ」だ。
バイク用の駐輪場があり車は一杯だったが、楽に止められた。
出来たばかりらしく、とても綺麗だった。できたてほやほやという感じだ。帰宅後調べたら、なんと4月15日に開駅したばかりだった。駐車場もとても広い。だが中は、意外に車ほど人は多く感じなかった。
トイレもぴかぴか。気持ちいい。
フードコートで
500円の定食発見。
大変おいしかった。なんとmasaakiさんにおごってもらいました。どうもごちそう様でした。

そして、次のダムへ。が、途中で、ナビが変になり、行ったり来たりしてしまった。江川ダム同様に、このように山の方にあるダムは、道がくねくねしており、しかも車が少なく、気持ちよく走れる。
以下は、その時のビデオだ。
到着直前にスピード落ちているが、これは、高速で起こったのと同じだ。このときには、惰性で走っている内にエンジンがかかったので、そのまま走れた。
天気も良く、山の手だというのに日焼けしそうなくらい日差しが強くて暑い。回りを撮ったビデオだ。
ここでも、ちょっと散歩。色々話しながら。
この油木ダムは、かなり水位が下がっており、水不足が心配だ。
下をみていると...
うん? 何かいる。
鯉だろうか。でもでかい。1m位有りそうだ。ゆったりと泳いでいた。他には魚らしくものはいなかった。今回は、のんびり走って適当なところで分かれましょうということてになり、帰ることに。

下り坂なので、思わずアクセルも多くひねりがちだ。気持ちよく走っていたら、突然またまたストール。
高速上と違い、なんどセルを回してもかからない。
今回ばかりは、万事休すか。

仕方ないので、CKファクトリーに電話して状況を説明。すると、来てくれるという。どうも、イグニッションか、CDIじゃないかという。だが、太宰府からここまでだと2時間程度かかるという。時計を見ると、もう4時を回っている。ここで2時間も待つのか...お先真っ暗。


困っていると、近所からおじいさんが来て、どうしたと声をかけてくれた。でも、どうしようもない。聞き忘れたが、息子か孫がバイクに凝っていてリッターバイクに乗っていて3台もバイクを持っていると話してくれた。そして、友達が事故って、その壊れたバイクがおじいさんの小屋の前に置いてあった。

などと話していても、やはり、時間は遅々として過ぎていかない。

片側1車線の田舎の道ばたにバイクを止めていると道幅も広くないので、邪魔なので少し移動した。

キーをひねると、燃料計は上がるのだが、先週ガソリン漏れがあったばかりなので、本当にガソリンが入っているのかとタンクの蓋を取ってみた。ちゃんとガソリンは入っていた。

蓋を閉めてから再度セルを回して見たら、なんだかかかりそうな雰囲気。そして、エンジンがかかった。とりあえず、田んぼの中で日差しも強いので、少しでも走って日陰まで行こうということになった。で、少し走ってみたが、全く問題無い。再度CKファクトリーに電話して、なんとか帰れそうと電話した。でも、いつ止まるかもしれないのでそのときには、再度電話するとというと、社長が何度も出張修理しているので、出張サポート費が要ると言っているという。いくらかと聞くと7,000円だという。好きで壊している訳じゃない。保証期間じゃないかといったら、メカニックの方は、よくわかっていてそう思うと言ってくれた。とりあえず、自宅まで戻ったら、部品を送るので自分で交換してほしいとのこと。


仕方ない。だが、どうも電気系とは思えない。高速では走り出してまもなくストールしたが、その後は下の道を含めて渋滞気味だったし、2台で走っていたので、速度は落とし気味だった。その時には、そのそぶりもなかった。そして、昼食後、masaakさんが、もっとどんどん走って良いですよ。と言ってくれたので、それ以後は、気持ちよくアクセルをひねって走ったのだが、その時からなんとなく吹かない感じがしていた。

帰りにストールしたときにも、だいぶアクセルをひねっていた。どうも、アクセルをひねるとストールする気がする。実際、自宅までの20kmは、なるべくアクセルを開かないようにして帰ったせいか問題無かった。速度は、40km/hから下り坂では、60km/hを超えていた。そして、自宅近くになったので、リアブレーキをかけて速度を調節しながら、アクセルを全開にして走ってみた。するとどうだろう。同様の現象が起きる。ほぼ間違いなく、キャブに燃料が来ていない。

帰宅後、状況をCKファクトリーのメカニックの方に説明しようとしたら、メカニックの方も後で調べたら、どうも、燃料が来ていない状態の気がするという。そして、その原理は、こうだ。先週ガソリン漏れの対策として、タンクにつながっている部分はすべて漏れないように穴を塞いだという。そして、ガソリンキャップを調べてみると、本来ならば、キャップには空気を通す穴が開いているはずなのに開いていないという。つまり、ガソリンが急に減ると、穴という穴を塞いだので、空気がタンクに入ってこないため、負圧となり、ガソリンがキャブに来なくなる。そのため、ストールしてしまう。逆に、ガソリン漏れも、考えてみれば、寒い冬はあまり気にならなかったのに、暖かくなってきて現象がひどくなった。つまり、気温が高くなってタンク内の圧が高くなり、その圧がキャップから抜けないために、燃料計の配線取り付け部分から、漏れ出ることになる。つまりは、すべてキャップに空気抜きが無いためだった。

電話の後で、バイクに戻って、ガソリンキャップを見てみた。
キャップを手で触るとかなり堅い。実際、購入直後は、この蓋がなかなか開かなくて困ったものだった。今、考えてみれば、それは気温も下がっていた。

試しにキャップを外すと、
ちょっと堅かったが、なんとか外したら、「パシュッ」と音がした。密閉度が高いからこのように音がするのだ。ストールした時にキャップを外したときには、道ばただったこともあり、車の音で聞こえなかったのだ。
ガソリン口の回りには、確かに空気を通すような仕組みは見当たらない。
ゴムのパッキンも厚く。穴らしきものは無い。これでは、だめだ。

その後もCKファクトリーと話したが、対策はなさそうだった。これでは、高速を走ったりしたら、すぐにストールしてしまうだろう。何のために、わざわざ高速を走れる150ccにしたのかわからない。本当に、ここに来て、Tsurugi 150にも、愛想が尽きた。買い取ってほしいとお願いしたが、社長がメーカーに対策部品をなんとかさせたいといういので、少しなら待ちましょうと言うことになった。でも、1ヶ月もかかるようなら買い取ってほしいと頼んだ。

さて、なんとかなるのだろうか。

それにして、masaakiさんには、大変なツーリングとなりました。2時間待ちといわれて時にも、一緒に待ちましょうと言っていただいて、本当に心強かった。でも、最初の出会いが、強烈な中華バイクの洗礼となってしまいました。ほんとうに、ご迷惑おかけしました。