2011年5月18日水曜日

COWON V5 メディアプレーヤーその3

COWON V5のWindows CEモードでの文字入力は、意外にまともだ。画面の右下にある右端のキーボードアイコンをクリックすると、「キーボード」と「ひらがな/カタカナ」を選択するメニューが表示される。(下写真の赤四角)
「キーボード」を選択すると、英数字のキーボードが現れる。
キーはかなり小さい。キーボードの左上の三角を押すと大きくできる。
画面を覆う確率が高くなるが、文字はタップしやすくなる。次に、「ひらがな/カタカナ」を選択した場合には、当然ながらひらがなのキーボードが現れる。
こちらは、左上に三角が無く、サイズの変更は出来ない。当然ながら、ひらがなから漢字への変換も出来る。単なるメディアプレーヤーではない事が解る。

先日インストールした、MagaMeeyaは、どうも間違えて通常のWindows版を入れたらしく動作しなかったので、改めてWindows CE版をインストールすることにした。
以下の様に、「MangaMeeyaCE_21AAlpha_sig3.zip」というシグマリオンIII用のプログラムパッケージをダウンロードして、ZIPファイルを展開しておく。(当然ながらPC上でだ)
 これを、V5をUSB 接続して認識されたドライブの「Prpgram Files\MangaMeeya」フォルダーにコピーする。
そして、USBをPCから外して、V5を起動し、GSFinder+を起動して、「\Nand\ProgramFiles\MangaMeeya」フォルダーに移動して、MangaMeeyaCE.exeのシートカットを作成し、そのショートカットを、「\Windows\プログラム」にコピーする。ついでに、「\Windows\ディスクトップ」にもコピーしておけば、ディスクトップにも現れるので便利だ。

さて、MangaMeeyaを起動して、「ファイル」メニューから、「\nand\Media\Documents」に移動して、コピーしておいた漫画本をスキャンしたJPGをまとめて1つのZIPファイルにしたものを開いてみると、
もちろん横表示が標準なのだが、このように縦表示の方が見やすいので設定変更するといいだろう。画面は4.8インチとそう大きくはないが、解像度が800x480と、7インチ中華Padと同じだけ有るので、十分に読める。細かなルビまでは見えないが、活字ならば十分だ。

次に、テキストを開いてみた。
横画面ながら、縦書きで表示される。しかし、Android用の文庫ビューアに比べるとさすがに、縦書きがこなれていない感じで、ガタガタしていてちょっと見にくいが、我慢できないほどではない。フリップでのスムースなページ送りでは無いが、画面の右端をタップすると簡単にページ送りができる。これで特に問題はなく、読み進められる。残念ながら、ルビには対応していない。

なお、V5には、標準でテキストビューアが付いている。それで同じ文章を開いてみた。
文字サイズがかなり小さかったので、設定で標準サイズが14の所を22にしてこのくらいのサイズになる。文字はボルドに変換されており、文字つぶれが起きている。若干見にくい。設定を見ても、縦書き表示はないようだ。

実は、すでにビデオプレーヤーとして、実用しているのだが、スピーディな操作感と、なめらかな再生性能でとても気に入っている。私は、すべてのビデオファイルを、320x180ドットのDivXファイルに変換しているのだが、このような低解像度のファイルでも、とても綺麗に表示してくれる。なんと言っても、設定で、10%から数百%まで再生速度を上げられるのは本当に便利だ。45分の番組を30分でみたいというようなことが簡単にできる。会社で弁当を食べているときに、ドラマの1話を見るようにしているのだが、30分で見るという事が簡単にできるのだ。

BMP-1430と比べて画面が明るいので、会社で見てもちゃんと見れるのが良い。BMP-1430は画面が暗くてよく見えなかった。

4.8インチという画面サイズも、筐体のサイズも、これしかないというくらい丁度良いサイズだ。持ち運んでどこでも動画が見れる。

また、電池の持ちは思った以上に良く、動画再生10時間というスペックは本当だ。バッテリーが交換可能ではないのは全くデメリットにならない。とは言っても、会社に持って行ってみようとしたら、バッテリー切れという事はありうる。しかし、ACアダプタを本体と一緒に持って回るのは、この丁度良いサイズが台無しだし、面倒だ。会社には、5VのACアダプタがあるのだが、そのコネクタとV5のコネクタは合わない。このコネクタの変換ケーブルを自作することにしたい。

その件については、また今度。