2011年6月12日日曜日

F1 2011 第7戦 カナダGP 予選

今日は、外は雨。梅雨だから仕方ないが、本当に雨もしくは、どんよりした曇り空で、湿度も高く、気持ち悪い。当然ながら、バイクなど全く乗れる状況にない。平日は、降っても良いので、週末は晴れてほしいが、そううまくはいかない。先週は、なんとか天気が持ったので今週は、天気が悪くても仕方ないか。

さて、今回のF1第7戦は、地球の裏側に相当するカナダでの開催だ。時差が、アメリカ、ブラジルと並び、真反対となるため、日本から生放送を見るのは大変だ。私も、録画して見ることになった。

今回のサーキットも、前回同様に、一般道路を閉鎖しての会場となっている。そのため、タイヤは、一番柔らかいソフト(プライム)とスーパーソフト(オプション)の組み合わせだ。金曜日に行われたフリー走行では、勝者の壁(チャンピオンズ・ウォール)と呼ばれるシケインで、フリー走行1回目には、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、フリー走行2回目には、小林可夢偉がぶつかってクラッシュしている。

また、小林可夢偉のチームメイトであるペレスは、フリー走行1回目は走ったものの、午後に行われたフリー走行2回目では、体調不良を理由に今回のレースを辞退するという事になり、急遽昨年のチームメイトだった、デラ・ロ・サが、シートに座ることになった。だが、ザウバーの車は、ここカナダに合っていない様で、土曜日のフリー走行3回目では、デラ・ロ・サも壁に激突してクラッシュとなっている。

特にザウバーにとっては、前途何だ。ここカナダでは、レッドブルにはあまり合っていないと言われているが、久しぶりにフラーリが良く、前回のアロンソだけではなく、マッサも速さを見せている。ここで、過去2回ポールポジションを取っている、マクラーレンのハミルトンは、バトンと比較しても、あまり調子が良くない感じだ。

さて、予選の結果だが、以下の様になっている。
結局、合っていないと言われたレッドブルのベッテルがポールとなっている。チームメイトのマーク・ウェバーが、4位となっていることからも、トライバーの技量としてもベッテルがピカイチと言うことを改めて示したと言える。ただ、マーク・ウェバーの車はKERSの調子が今一で、直前のフリー走行3回目は、あまり走れていなかったので、KERSが使えていなかったという可能性もある。丁度、ベッテルとの差0.4秒はKERSの有無による差と言われているものと一致する。

2位、3位にフェラーリが来ており、フリー走行よりも天気が下り坂で路面温度が下がっていたにもかかわらず、それをものともしなかった事から、単に柔らかいタイヤに合っているというだけではなく、改善の光が見える。

それに比べて、マクラーレンのハミルトンは、5位とポールを争うことは出来ていない。チームメイトのバトンも7位にとどまった。

今回、ルノーのハイドフェルドが、ペトロフを上回った。フリー走行や、予選1,2では、ペトロフの方が速かったので、ハイドフェルドが感張ったのか、ペトロフの失敗だったのかは定かではない。されにして、僅差なので、クビサが圧倒的な速さを示していたのとは大きな差がある。ただ、クビサが、休むことがなったのに対して、ハイドフェルドは、一時浪人となっており、その差が出ているのかもしれないという好意的な見方もあるが。

さて、小林可夢偉は、なんとかぎりぎり予選1を抜け出て、予選2では、一時11位だったが、最後のアタックで、13位となった。デラ・ロ・サが、いきなりのドライブだったので17位で、小林可夢偉と0.3秒ほどしか差がない事を考えると、一発の速さという点では、ザウバーの車も、小林可夢偉自身もまだまだなのかもしれない。今のザウバーに、ベッテルが乗ったら、どれほどのタイムを出せるのか大いに興味がある。