2012年3月8日木曜日

Nikon AW100 画像比較

Nikon AW100と手持ちのデジタルカメラと写りについて比較してみた。

まずは、新聞2面を1画面の中に丁度入るように撮ったもののなかから、一番文字の小さい部分をトリミングしたものを比較した。

4台のカメラそれぞれで実際に写した実寸だ。解像度が異なるので、文字サイズも異なる。
一眼レフカメラとはいえ、EOS Kiss Xは、1000万画素しかなく、新聞2面を一度に撮るのには解像度が厳しい。その点EOS Kiss X4は、1800万画素あり、十分な解像度。そしてAW100もむ1600万画素有るのでそこそこ写ってはいるが、画素数の割にはいまいちだ。特に、画像の圧縮率が高いためか、圧縮のノイズと思われるものが散見される。意外にXP10は、線が細めに写って見やすい。なお、すべてフラッシュ点灯での撮影だ。

次に、植物を撮って見た。

AW100:フラッシュ無し
 AW100:フラッシュ点灯
部屋が若干暗かったこともあり、フラッシュ無しでは暗めの画像となっている。フラッシュ有りでは、鮮やかな緑色で発色もいい。

参考にXP10のものも記載する。

XP10:フラッシュ無し
XP10:フラッシュ点灯
さすがにフジフィルムのデジカメだけあり、フラッシュ無しでも緑色の発色は綺麗だ。フラッシュ点灯では、バックが暗くなりすぎる傾向がある。

同じ防水デジカメ2機種の写りの比較では、残念ながらXP10に軍配を上げざるおえない。最新機種ながら、Nikon初めての防水ということで、そちらに気が行ってしまって写りの方まで手が回らなかったらしい。画素数も1600万画素は多すぎな気がする。XP同様に1200万画素程度で良かったのではないかと思える。確かNikonは、センサーは内製していなかったと思うので、その点でも内製しているフジフィルムとの差が出たのかもしれない。

さて、AW100の使い勝手だが、なかなかいい。特に、LEDランプは、意外に強力で、暗い中でのピント合わせ時に点灯して合焦が早くなり、かつ綺麗だ。また、各ボタンがとても軽くて、手袋をしていても、撮影しやすい。本体の重量も軽めで、首から提げていてもそんなに疲れない。
電源ボタンを押すとすぐに撮影できるようになるのもシャッターチャンスを逃さない点でいい。総じて、反応速度の速いカメラだ。また、形状も四角く少しごつごつしたもので、グローブをしている場合には操作しやすい。


この点、XP10は、電源ボタンを筆頭にすべてのボタンが固めで押しにくい。形状もつるんとしていて、グローブをはめて操作すると滑りやすく持ちにくい。防水にするのなら、スキーなどでのグローブ装着時の操作具合も考慮すべきだろう。


AW100は、写りに関しては若干劣る部分もあるが、限度以下ということもなく、操作性などでは私の持っているデジカメの中では一番操作しやすく、気に入った。バイク時だけでなく、通常持ち歩きようとしても使用するつもりだ。