2012年3月18日日曜日

F1 2012 第1戦 オーストラリア 決勝 バトン優勝、小林可夢偉6位

2012年のF1第1戦が終わった。なかなか楽しめるというか、めまぐるしいレースだった。
というのも、やはりタイム差が去年に比べて縮まっている事が大きいのだろう。

特にザウバー小林可夢偉に関しては、最終周にミラクルがあって6位になった。というのも、小林可夢偉はスタートの混乱で直後に走っていたペレスにリアを壊されて、不完全な状態ながらがんばっていた。最終ラップに入った時には、小林可夢偉9位で、ペレスは7位だった。ところが、5位アロンソを追いかけていたウイリアムズのマルモナドがクラッシュした。その直後を走っていたペレスは1ストップで、タイヤがきつくなっており、8位のロズベルグに猛烈に追い込まれていた。画面が無いので詳しい状況は不明だが、おそらく、マルドナドのクラッシュで破片が巻き散らかされていたのでおそらくこの2台が絡んで落ちたモノと思われた。その直後にいた小林可夢偉が前の二人(ペレスとロズベルグ)を抜き、6位に。そして、ライコネンが7位になったのだと思われる。画面には、ザウバーを抜くライコネンが映されたのだが、後ろからだったので、一瞬ライコネンが前の小林可夢偉を抜いたのかと思われたが実際にはペレスを、ライコネンが抜いた画面だった。

最後にいわば実力ではなく、幸運によって転がり込んだ小林可夢偉の6位だが、スタートでトラブルが無ければ、その前のアロンソが5位なのだがから、当然この位置にいておかしくない。さらに、最後尾からスタートしたペレスが最後まで7位を走ったのだから、今レースでの最大の順位アップはペレスだろう。

ライコネンも、やはりレースとなれば、10位以内となっており、十分やれることを示した。そして同じロータスで予選3位だったグロージャンは、スタートで失敗して順位を落とし、5位になり、6位のマルドナドと接触して、2周目にグラベル出たがすでに麦フロントサスペンションが壊れてしまっていた。残念至極だった。同様に、シューマッハもリタイヤしている。

そして、私は密かにバトンが優勝かと思っていたら、その通りになった。さらに、ベッテルも結局は、2位と彼の実力を見せた。特にスタートはなかなか良かった。

また、一時のレースをシャッフルした原因の一つがケータハムのペトロフが車をメインストレート脇に止めた事により、セィフティーカーが出て、大きく開いた車間のギャップを縮めることになった。