2012年7月25日水曜日

大型自動二輪検定 その1

記念すべき800投稿目の記事は、大型自動二輪検定だ。

色々と気になることもあるが、とにかく1度は試しに受けてみようと、試験場に軽自動車のSUZUKI Keiで朝早く出掛けた。朝から日差しが強くかんかん照りでとても暑くて、バイクで行こうという気になれなかった。試験場の建物自体は、なんと7時から開いているようだ。私が着いたのは、7時半頃だった。まずは、入り口の説明のルートに従って、必要な書類を調べたら、以下の物が必要だった。

・運転免許申請書
・受験資格調査票
・病気の症状等の申請用意

これらは、書類の記入を行う机の下の棚にあったので、記入しておいた。

まだ早いが、とりあえず試験コースに出て見ると、試験官が仮免許検定用の普通車を乗ってきて降りるところだった。「おはようございます」と挨拶すると、私が、ヘルメットを持っていたので、
「自動二輪?」と聞いてきた。
「はい」と答えた。すると
「大型自動二輪?」と再び聞いた来たので、また
「はい」と答えた。
「じゃ、事前審査しますから、二輪のスタート位置にある塔横の待合室で待っていてください」との事で、そこで待つことにした。先日塔の階段の下に、だいぶ錆びたCB750と思われるバイクが置いてあったが、これがまだ置いたままだった。

10分ほどして、試験官がやってきて、事前審査をしますという。そして、このCB750に鍵をつけて、
「では、このバイクを押して、スタート地点まで出してください」とのことで、サイドスタンドを外して、よいしょとスタート地点まで押していった。置いてあるところは、写真を見ての通り土で草が生えている。スタート地点は、舗装されており、土との間に段差があるのだ。たいした段差では無いが、勢いよく超えないといけない。なんとか、スタート地点に持ってこれた。確かに重いが、ハンドルがアップタイプのせいなのか、bandit250に比べるとかなり取り回しがしやすい。750だからと重くて扱いにくいのではないかと危惧したが、そんな心配は無用だったようだ。

サイドスタンドをかけようとしたら、試験官が
「一旦倒してから、起こしてください」という。倒すと言ってもガチャンと無様に倒すわけにもいかないだろうから、慎重にゆっくりと倒していった。すると、バンパーに当たって、たいして傾かないうちにそれ以上倒れなくなった。Bandit250だと完全に横倒しになってしまって、シート下に手を入れるのだって大変だったのにだ。試験車のCB750は中途半端に倒れている状態なので、ハンドルを持って、左手は伸ばして引き上げる感じで、右手は右のハンドルを向こう側に押す感じで少し力を入れるといとも簡単に立ち上がってくれた。少々気が抜けた。これでは、おそらく誰でも起こせるのではないだろうか。

起こしたら、次に、スタート地点のすぐ前の4車線道路まで押していって、
「8の字に押して回ってください」という試験官の言葉に従って押して回った。動き出すときに少し力がいるが、動き出してしまえば、なんてことは無かった。
「8の字に押し終わったら、試験塔の周りを回って、元有った階段下まで押していってサイドスタンドをかけておいてください」というので、押していった。ほんとに休む暇も与えてくれない。ところが意外に距離があり、しかも段差ありと、8の字に押して回るよりもこちらのほうが大変だった。特に、舗装されていない土のところでは、途端に重くなってかなり力が必要だった。それでも、なんとか元あった場所まで押して行け、スタンドをかけてフーッと一息はいた。しかし、Badnit250とこのCB750とはまるで別物だ。これで試験になるのだろうか。


CB750を置くと、塔から試験官が呼ぶので階段を上がると、
「これが事前審査の合格証です。半年間有効です」と書類をもらった。何か質問はというので、書いておいた申請書を見せて聞こうとしたら、
「これじゃ無いですよ。これは、新規に免許を取る申請書です。あなたの場合は、免許証があるので、機械で作成してくれますから、入り口でもらってきてください」という。どうやら書かなくてよかったらしい。また、
最初の時は、午後からの試験となります」ということで、ヘルメットなどを持ってくる必要はなかったようだ。ヘルメットとメッシュジャケットという大きな荷物をもってうろうろしたのが恥ずかしい。

「ありがとうございました」と挨拶してから、一旦駐車場に置いてあったKeiに戻って、ヘルメットやプロテクター付きのメッシュジャケットを置いて身軽になってから、入り口の担当者の所に行き、免許証を渡して、大型自動二輪検定を受けたいと言うと、免許証を機械に通して、申請書を印刷してくれた。住所氏名や、受ける試験をチェックするところがあるので記入した。そして、写真を張った。また、検定に必要な印紙を購入して住所氏名を記入してから、試験受付窓口に持っていった。写真は、自分で撮ってプリンターで光沢紙に印刷し、3cm×2.4cmのサイズに切り取ったのを用意しておいた。

受付は、自動車学校卒業者用とか、自動車2種免許用とか、検定を受ける人用と分かれていたので、検定を受ける人の窓口に行ったが、ほとんどが仮免許を取りに来た人たちのようだった。受付が終わると、そこで待っていてくださいと待合所を指さした。そこで、少し待つと、
「9時20分まで、コースを見れますので必要な方は見てきてください。時間になったら戻ってきてください」というので、さっそくコースの下見に行ってきた。
 前回来たときは、2コースだったが、今日は1コースだった。
コース図はこんな感じで張り出されている。


事前に、インターネットで調べてコース図は印刷して用意してあった。これをもとにある程度は頭に入れているが、実際にコースを歩くと、勝手が違う。コース図して上から見たのと、実際のコースで水平に景色を見るのとでは全然違うのだ。


これが実際に1コースを歩いた状況だ。画面が歪んでいるが、これはYouTubeでの手ぶれ補正をしたためだ。大変見やすくなっているので、少々の乱れは勘弁いただきたい。



これを見るとわかるとおり、1コースは最初が1本橋で、踏み切り、S字、スラローム、波状路、坂道発進、45km/hでの外周走行、急制動、見通しの悪いT字路、障害物、クランクという順番だ。


なお、コース図は以下のサイド入手可能だ。


バイク免許、一発試験を1回で合格する「一発必勝方法」


ただ、真夏の日差しが辛い。30分ほど歩き回ったら、汗がしたたり落ちて、手に持っていたコース図がびしょびしょになるほどだった。9時20分になったので、慌てて、待合場に戻ると、試験官が名前を呼び出して、まずは、仮免許の7,8人の順番を説明した。そして最後に、私の名を呼んで、普通は午後にするのだが、仮免の後に続けてやってもいいがという。コースは覚えたので、早く済ませたいという気持ちが先に立って、11時からの検定となった。なんと、自動二輪の検定は、私一人だった。夏休みに入っているので、もっと多いかと思ったのだが。できれば、だれか実際に検定しているところを見てみたかった。検定車使用料金を支払って、マークシート用紙をもらい、裏の説明に従って自分の受ける検定について鉛筆でマークする。鉛筆は、所持していなかったので借りた。鉛筆を返すと同時に、マークシートを見せて確認してもらってから、そのマークシートを待合場所近くにあるA4サイズの引き出しタイプの書類トレイに、大型自動二輪と書かれた引き出しがあり、その引き出しに入れた。それから、検定開始の11時近くまで、ひたすら待合場所で待った。やはり、午前にしてよかった。これが午後だったら、地獄のような待ち時間を、さらに長く過ごすことになったのだ。10時半には、ヘルメットとジャケットを持ってきて準備した。

とにかく、日なたを歩き回ったのがいけなかったのか、疲れてしまってぐったりしていて、早く帰りたくなった。体調も良くないこんな状態で検定がうまくいくだろうか。

まあ、1回で受かるなどとは考えてはいない。気がかりなのはほとんど練習していないスラロームだ。でも、その前に、初めて乗るCB750にはたしてまともに乗れるのだろうか。

つづく。