2012年10月8日月曜日

四国ツーリング その4 帷子崎、桂浜、ホテル、土佐の夜

さて、どんどんと時間がたってしまうが、1日目の足摺岬を諦めたところからだ、そこから、Uターンしてもと来た道を戻った。
 今日佐川から来た道まで戻った。この角を左折すると来た道だ。ここをそのまま直進して、高知、土佐市方向に向かう。

ここで、右折して23号線須崎方向へ。

 23号線は、ほとんど車も走っておらず、軽快なペース。思わず、コーナーを楽しんでしまう。

 桂浜は、真っ直ぐなのだが、ここで右折して寄り道することに。

 橋を渡る。

そして、見晴らしのいい展望所「帷子崎」に。

 別のグループが止まっていた。よく見ると全車後ろ向きに止まっている。出発の時には、前進するだけで簡単だが、それだけではなくて、写真を撮るときにバイクの前面が見えるようにしているのだろう。なかなか考えている。わがツーリングクライブではそんなことは考えたこともなかった。

なにやら、水の入った汚いホーロー鍋と、地面に赤い粒粒が撒いてある。なんだろうか。

地面は砂利のように見えるが、ちゃんと固めてある。ここまでの道でも、このような小石を固めた道があった。バイクで走るとかなり音がする。ガタガタするのであまり気持ちよくないが、こうしているときにも、後ろでは、走り屋のバイクがレーシーな爆音を出して走っていくのが散見された。おそらく、そうしたことの対策なのだろう。

 少し、霞んでいてすっきりしない。晴れて空気が澄んでいたらもっていい景色だっだろう。


「かたびらざき」とはなかなか読めない。ふりがながあって助かった。

先ほどの鍋と、地面に撒いてあったものは、この猫たちの餌だったらしい。周りは見渡すと、道路も含めて猫がたくさんいる。猫を大切にする謂れなどがあるのだろうか。

 少し休んでから、もと来た道を戻って、橋を渡り23号線を右折して、桂浜に向かう。

途中、クジラのモニュメントが。たかなりデカい。

少し走ると、桂浜への誘導が書かれていた。

その通りに右折すると、駐車場がある。バイクは50円と安い。

もう、3時近いので、アトラクションは終わってしまっていた。

闘犬場があるのだろうか。土佐といえば、土佐犬だ。

アイスクリームを食べたつもりだったが、なんだかおかしい。シャーベットみたいだ。

よく見ると、「アイスクリン」と書いてある。

ここには、坂本龍馬の銅像があった。

桂浜というくらいだから、本当は浜に下りて、青春よろしく走ってみたりするのだろうが、朝早くから走ってきていて、疲れていてそんな気力はほとんどなかった。

大きな土産物屋があったので、土産物もここで購入した。


ここを出て少し走ると、今日の宿であるホテルに着いた。

が、ここでトラブル発生。バイクで行くと伝えてあったのに、駐輪場がなく、近所の駐輪場に止めると時間制のため、一晩で4千円以上もかかることがわかり、5人で猛抗議。

 結局、車の立体駐車場の入口の隙間に2台。

そして、玄関の横に3台止めてもらえることになった。助かった。

 いったん各人部屋に入り、風呂に入ったりして少し休んでから、夜の街に出ていくことになった。

外に出てみると、なんと雨だ。最初は、小ぶりだったが、だんだんと強くなってきた。

 まずは、商店街にあった居酒屋に入って、腹ごしらえ。

全員で、乾杯。本当に疲れた時のビールはうまい。

串焼きや。

もつ煮込み。居酒屋なのでちょっと缶詰ポイ味だったが、まあまずいことは無い。

これは、豚の天ぷら。意外にさっぱりしてうまかった。

 から揚げ。これの出来で、その居酒屋が旨いかが決まるといっても過言ではない。ここのから揚げは、少々油気がなくていまいち。

焼き鳥は、まあまあだった。馬鹿話などして、意外に時間がかかってしまった。腹もいっぱいになり、店を出て商店街を歩く。もう、ほとんどの店のシャッターが閉まっていた。

 そこで、何やら怪しい男の子が、ガラス玉を空中でくるくる回していた。これが本当に不思議で、一瞬玉が浮いているとしか見えないのだ。ふあふぁした感じだ。

次は、トランプ。スペードの3というと、なんとシャッフルもしていない箱から取り出したカードの中に1枚だけ裏返ったカードが出てきて、それが言ったカードだった。不思議以外の何物でもない。1回だけならまだなんとかできる気もするが、2回目も的中となると驚きを超えて不思議で仕方ない。


そして、極め付きは、ダイソーで買ったというフォークだ。当然ながら、固い金属製だ。

 それを1本手に取って、擦ると、まるで飴みたいに曲がるのだ。

こんな感じだ。そして、曲がったフォークを触らせてもらうと、びくともしない固さなのだ。どうなっているのやら。聞くと、この若さで、本職のマジシャンだという。全国を回っているとのこと。思わず、仲間とともども、少しだがサービス代を手渡した。なかなかいいものを見せてもらった。

本当は、さいしょからここに来るつもりだったのだが、場所がわからなかった。歩いているうちに見つけたので、入ってみることにした。

 しかし、中は人だらけ。テーブルは沢山あるのだが、見事に一つも空いていない。相席している人も多数いた。それでも、空いていないのだ。しかし、広い。びっくりするほどだ。なのに一つも席がない。


しかたないので、市場を出て、またアーケード街を歩き回って、空いていたラーメン店に入った。

あれだけ食べたのに、皆がまだ食べるというので、食べたが、満腹だからかもしれないが、いまいち味の薄いとんこつラーメンだった。

 他のメンバーが食べた塩とんこつはなかなか濃いめの味で当たりだった。

もう本当に腹いっぱいになって、お開きにした。長い1日だった。それも後は、ホテルに戻って寝るだけだ。

ところが、最後にもう一つあったのだ。


ほとんどシャッターが下りた商店街に、たい焼きやが明かりをつけていたのだが、中を見ると女の子がたい焼きを食べている。ところが、1人は、なんとたい焼きの被り物を付けていて、仲間と面白いねぇ。と話していたら、手を振ってくれた。それどころか、わざわざ出てきてくれて、写真まで撮らせてくれたのだ。
なかなか、かわいい子だった。

土佐の夜は、なかなか内容の濃い思い出深い日となった。バイクも走っていて楽しいのだが、当地で歩き回ってその土地の思い出作りもなかなかいいものだ。

雨の中ホテルへ戻って、倒れこむようにベッドに入って寝た。


これが、1日目の走行コースだ。足摺岬がいかに遠いかわかろうというものだ。

明日は、八幡浜からフェリーに乗って別府に行き、そこからひたすら戻ることになる。フェリーの時間が、13時出航で予約済みなので、それに間に合うように、八幡浜まで行く必要がある。距離は、150キロほどだ。今日は朝5時から走って、13時までかかって200キロ少しだったことを考えると、あまりのんびりはできない。それに、雨も気になる。明日は止んでほしいものだ。朝、7時半出発ということになった。