2013年7月5日金曜日

YAMAHA SRV250 インプレッション

これは、SRV250のインプレッションではなく、あくまでもこの個体のインプレッションだ。新車もしくは、それに準ずる状態のSRV250に乗ったことがないので比較もしようがない。


※最新の状態でのインプレッションをアップしています。こちらも合わせてご覧ください。
■YAMAHA SRV250 インプレッション2 (またはまとめ)  2014年4月8日

■ SRV250まとめのページ(SRV250カテゴリの全リンク集)
  http://digi-goods.blogspot.jp/2014/04/srv250.html


始動性
 エンジンはチョークを引っ張ること無く、意外に簡単にエンジンがかかる。しかし、アイドリング回転数が低かったこともあり、弱々しい感じがした。帰宅後調整したので、その後は雨がひどくなり走っていないため明確なことは言えない。でも、アイドリングは安定している感じだった。


乗り心地
乗り心地は、意外に良かった。逆に言うと、路面の状況がわかりづらいと言うことでもある。が、路面を感じて走りに徹するバイクでもないと思うのでこれはメリットだ。ただ、信号停止では、フロントが大きく沈み込むほどに柔らかい感じだ。

荒れた路面の表面を削って櫛形になっている道路では、とても不安定になる。オートバイは大体そんな道路ではハンドルが不安定になりやすいが、タイヤが細いせいなのか特にそう感じて速度を思わず落として走行した。しかも、ウエットな路面だからなおの事だろう。

だが、フラットな路面ではそんな不安定なところも無く、雨で濡れていてもそんなに不安は感じなかった。少々でこぼこの荒れた面でも知らずに走れる感じだ。

ドライビングスタイルは、ちょうどいい感じ。スーパーカブのような感じだ。それよりは前傾しているが。

振動は、昨年から乗ったバイクの中で最も激しい。ただ、我慢ならないようなものではない。1時間以上乗ったが、手がしびれるなどの症状はなかった。

シートは、意外にしっかりしている。ただ、Bandit 1250Sよりは少しだけましな程度だ。何時間も乗ると、きっと痛いだろう。Bandit 1250Sは、そういう時には、やや飛ばし気味に走る。そうする事で上体が動くことで、シートとの接点が変化して楽になる。このバイクは、飛ばすようなバイクでもないし、じっと座ったままになってしまいそうではある。


エンジン特性・加速特性
エンジンはトルク重視のエンジンなのだろう。Bandit 250の高回転型エンジンとは対をなす感じのエンジン特性だ。特にロングストロークなのでそうなのだろう。サードでの発進も意外に出来てしまうほどだ。特に4速の守備範囲が広い感じで、コーナーに入ってもシフトダウンすること無くそのままの状態で走れる。Bandit 250はとにかく速度が落ちると、アクセルをひねっても全く粘らないものだった。しかし、SRV250は粘る感じで回転が落ちてもアクセルを開くとなんとか少しでも加速しようとする。ずぼらに走るにはいいエンジンだ。

逆に回して楽しくは全くない。回しても振動が大きくなるだけで、加速が良くなるわけでも無く、ただただ回転が少しずつ上がっていく感じだ。敏感なアクセルレスポンスは感じられない。トラックなどの後ろにいても、追い越しをかけるのは躊躇われる。その程度に加速はあまり芳しくない。

1速が低すぎるのか。出足がのろくてどうしようもないというほど遅くは無いが、決して速くはない。軽自動車の発進よりも確実に遅い。エンジンが回るとうるさくなり、振動も激しくなるので、なるべく早くシフトアップしたくなる。

そして、幻の6速に入れたくなってしまう。

トップでは、3,000回転で40km/hの速度になる。

そして、5,500回転で82km/h程度だ。今回90km/hが最高速度だった。それ以上はかなり距離がいりそうな雰囲気だ。

250ccとてしは、ギヤ比は低めのようで、このようなところでも低速トルク重視がわかる。

他者のSRV250のインプレで125cc並みの加速感とか、書かれているのを見た。この個体も同様なのでまんざらこの個体がひどいという事でもないかもしれない。しかし、7,000回転からヒューンとよく回ると書かれていることもあるので、それに関しては全く合致しない。SRV250でも程度の低い方の個体だろうとは感じる。


操作性
シフトは、可も無く不可も無くで普通だろうと思うが、信号待ちでローにいれて止まるとニュートラルに入れるのは至難の業となり、ほとんど入らない。しかし、停止する前に2速から静かにニュートラルにいれると入りやすい。ニュートラルに入らないので、クラッチを握ったままにしなければならないので大変だ。幸いにもクラッチは軽いので助かっているが。
ウインカーは、グニャグニャとした感じで節度が無くウインカーの音もしないので、点灯しているのかメーターのインジケータを見ないとわからない。カチカチ音がするのも恥ずかしいが、古いためにこんな状態なのであれば仕方ない。
ニーグリップはしやすい。タンクも細く、本当に原付のCB50に乗っている感じがした。コーナーリングは、特に問題は見えない。軽いので倒し込みに苦労することは無い。今回雨だったので、コーナーを責める走りは全くしていないが。
ブレーキは、リヤはなんとか効く感じがするが、フロントは滑る感じでレバーも硬く、急ブレーキは怖い感じがする。レバーが曲がっているのでやや遠い。さっそくレバー交換しなくてはならないだろう。キャリバーも分解して、パッドが減っていれば交換しなくては。


車体を見わたして

エンジンブロックに対して、サイドのカバーとヘッドのサイドカバーの錆が特にひどい。表面加工が違うのだろうか。

バイクショップにおいてあるときには、ガソリンが少しだけしか入っていなかったので、上のリザーブになっていた。切り替えは、Bandit 250と似ていて、RES/PRI/ONになっている。負圧ポンプによって、燃料供給しているので、そうなんだろう。


エンジンは、前側が錆が多い。リアの方が少ない感じだ。これは、フロント側が雨に当たりやすいからかもしれない。

 クラッチ部分。金具は錆びていてひどいものだが、ワイヤーは新しい感じがする。フロントスプケットカバー(写真右下)は、赤さびが出ているので、アルミでは無くて鉄らしい。

メッキ部分も綺麗と言うほどでもないが、エンジンのサイドカバーの様に粉を吹いたような状態に比べるとまだマシだ。塗装されているフレームも意外に錆びていない。

エンジンを横に走るクラッチワイヤーは、やはり新しい感じだ。スパークプラグケーブルも比較的新しい感じだ。


タイヤは、かなり新しい感じがする。


クラッチ側のグリップエンドは、なぜかテープが巻いてある。外すと何かとてもひどいものが見えそうでまだ外して見てはいない。

チェーンカバーも比較的新しいように見える。付け替えたのだろうか。

 フロントのキャリバーがかなり大きいように見える。銀色に塗装されているようだ。もしかして、これが純正? スピードワイヤは比較的新しいようだ。

エンジンのシリアルが見えない。刻印されていないのか? 削れてしまったのか?

左のサイドカバーの下にはカバーが無いように思われた。さらに、ステップ近くのフレームに付いているキャップも無くなっていると思われた。しかし、インターネットで検索すると、どうもここには何も無いような。これでOKか。

取りあえず、補修部品として、右ブレーキレバー、クラッチレバー、グリップ、そして、消耗品の交換用に、オイルフィルター、エアフィルター、プラグ、そしてそして、金属磨きなどを多量に注文。本当は、磨かないで走ろうかと思っていのだが。なぜか、磨きたくなってきた。少しでも磨けば、いまよりはマシになるかも。


2 件のコメント:

  1. けんKさん、こんにちは!

    XJR1200マフラー仕様SRVの者です!※以前、コメントした時のネーム忘れてしまいまして・・・

    22年前、ヤマハ工場から出荷されて、回りまわって二人のところに辿り着き、ブログの話題に繋がりが・・・

    けんKさんのSRVも、当方に来た時はエンジン周りの錆び具合なんかは・・・そっくりそのまんまでしたよ!
    ヤレ具合なんか、本当にDNAが同じなんだと何故か感心してしまいました・・・シート以外はね。

    当方のシートの張替えも考えたのですが、何とまあ本革に張替えなっていて・・・
    せっかくだから、前オーナーの意思を引き継ぐ事にしてそのままにする事にした次第です。

    一人ツーリングに行くと、威圧感が無いからか、何故かSRVに人が寄ってきますから・・・不思議です?
    そして、けんKさんと同じく、SRVでサーチしブログに訪れる人が増えたなと感じています。
    興味がある方々が増えつつあるのかも知れませんね?

    また、お邪魔します!

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    1. sora9414 さん ですよね(^^)

      SRV250に興味持っている人が増えているんですね。
      低価格で、低速粘りがあって、軽くて、のんびり走るのに
      いいバイクです。

      sora9414さん、今度はオフロードですか。
      ブログ楽しみしてますよ。


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