朝、5時起床。ホテルの窓から見ると、山陰がきっちりと見え、星も見える。期待できるかも。
ロープウエイの駐車場までは、特に問題無く来れて、暗い中ロープウェイで登る。
室内に温度計があり、-0.3度となっている。
動き出すと、別府の町がよく見える。でも、昨年もここまでは見えていた。しかし、山頂駅に着く頃には、全く下界は見えなくなった。ロープウェイの温度計は-3.7度になっていた。
山頂駅の建物から出ると、ガスっていて見通しは非常に悪い。しかも、山頂への山道には、照明は全くない。朝の6時半頃で、少し明るくなってきているのがせめてもの救い。
もう、真っ白。雪はパウダースノーで、手に持ってもさらさらで、溶ける気配が無い。零下なので当然だ。慎重に登って行く。零下とは思えないくらい、汗をかいて暑い。
山頂に着いた。まだ、7時前だ。回りは、霞んで何も見えない。
だんだんと明るくなってくると、改めて回りが真っ白なのがわかる。寒いはずだが、息を吐いても白くならない。7時半頃までいたが、全く何も見えないので、下山する事にした。今年も見えなかった。
登りに比べると、下りはきつくないが、滑りよいので慎重に手すりを掴んで降りる。
山頂駅の広場には、温度計があり、-3,4度を指していた。
明るくなってきたが、下界はよく見えない。が、雲が薄くなり下界が見える事があった。
山頂駅には、下山の人たちが沢山集まっていた。登るときにあらかじめ、下りの便を予約しているので、勝手には降りれない。
服に、時折雪が付くが、よく見ると雪の結晶が綺麗に見える。いつまでも溶けないのだ。
そして、帰りの便を待っていたら、薄く初日を見ることが出来た。山頂からは見えなかったが、なかなかの景色だった。
ということで、なんとか初日を見ることが出来た。九州では、この零下の環境を体験できる少ない場所だろうから、いい経験にもなった。なんとか、3年で初日を見ることが出来てよかった。