2013年12月22日日曜日

YAMAHA SRV250 マフラー交換という結果に

SRV250の穴あきマフラーはステンの板を取り付けて、バンドで留めるという処理を行って一応の対処は完了としていた。しかし、ヤフオクはいつもチェックしており、出物(でもの)があればと思っていた。これはという物があっても、競合が現れて2万円を超える高値となってあきらめた事が何度もあった。

ところが、おそらくルネッサ用と思われる黒いマフラーが出ていたのに、なぜか誰も入札しておらず、人気が無かった。やはり、黒がだめだったのだろうか。確かにメッキのほうがいいようにも思われる。

しかし、とにかく穴の開いていない物だったら何でもいいと思っていたし、黒なら自分で塗装できるので、なおいいと入札した。今回は競合も現れず初期値で落札できてしまった。

これが、届いたブツだ。ヤフオクの商品写真と 比べるとなんとも白ぼけていて汚い。

サイレンサー部分。磨くと少しは綺麗になりそうだが、全体的に点々錆びが出ている。

エキパイは、かなり錆が出ている。表面がくすんでいて磨いてもそんなには綺麗になりそうも無い。

振るとからから音がするので、シェイクして中の錆をだした。

すると、出ること出ること、こんなに出た。ただ、全部出たらしく、振ってもほとんど音がしなくなった。

錆対策としてホルツの錆止めで処理することにした。

錆びているところにべたべたと塗っていく。

塗り終わった。説明書を読むと乾くまで8時間もかかると書かれていた。そんなに待てない。

それで、バナーで炙って速く乾かすことにした。

乾かした後だ。錆が黒くなり、錆びていない所は透明になった。この上から塗装可能との事なので、

耐熱ペイントを塗ることにした。メッキだと塗装できないが、元から黒く塗ってあれば塗装も簡単だ。左の耐熱塗料はつや消しブラックで耐熱温度は600度だ。対して右はクリアの耐熱塗料で耐熱温度は200度だ。耐熱温度が低いのでエキパイには使えないだろう。

さっそく、錆止め処理したエキパイから塗装した。塗装した直後は、艶のある黒でこれがいいかもと思った。

が、すぐにマットなブラックになっていった。乾いたように見えるが、触るとべたべたとしていて全く乾いていなかった。そのため触ったところに指の跡がくっきり付いてしまった。

エキパイもそこそこな感じだ。

これも、バナーで炙った後で少し天日に当てることにした。しかし、バナーで炙ってもべたべたしていて、運ぶのに触ったので跡が付いてしまった。

特に、このカバーは、指跡がだいぶ付いたので黒を上塗りして、さらに艶を出そうとクリアを上から吹きかけたら、表面がぶよぶよになってきて非常に汚くなってしまった。


2時間ほど天日に当てた後、車体に組み込む事にした。

まずは、現状のマフラーを外すのに、ねじが堅くて大変苦労した。一カ所ねじがどうしても緩まず、ねじ切ってしまった。大きな力のかかるところでも無いので、そのままにした。

その後、塗装したマフラーを装着したが、リア側のエキパイが外すことができずに、交換をあきらめた。ただ、途中でジョイントされている所からは交換できたので、外から見たら分からない。

エンジンをかけてみるとあまり変わった感じはしない。しかし、エンジンを吹かすと、振動が激しくなる4,000回転付近でのひどいガラガラ音が無い。これはいい。


さっそく試乗に出かけた。もうだいぶ日が傾いてきている。
いつもの峠道にやってきた。登り口に凍結注意と書かれていた。



路肩に雪が残っている。路面も所々濡れている。単に濡れているのか凍っているのかは分からないので、慎重に登っていった。

遠くを見ると、雪がだいぶ積もっているのが見える。

温度計を見ると6度だった。だが、意外に寒くは感じない。

駐車場で止まって、日に照らされた車体を確認する。思ったほど違和感は無い。


黒いマフラーも似合っているじゃないか。遠目に見たら汚い塗装も目立たない。

でも、近づいてみると、指の跡が見えてしまう。まあ、錆びるよりいいだろうし。元の状態よりもマシだろう。

この前交換したフロントブレーキディスクは、ざらざらだった表面がぴかぴかに光ってきていた。ただ、縞々に光っており、ちょっと気になる。

走ってみての感想は、問題なしだ。トルクが抜けたような感じも無く、4,000回転付近のひどい振動時も以前のようなひどいビビリ音も少なくともマフラーからは聞こえてこない。また一段と良くなった感じがする。軽快だ。

それにしても、気温が10度を切るような寒さでも、チョークをかけることもなく一発でエンジンがかかる。もしかすると混合気が濃いのかも知れないが、特にふけ上がりに問題は感じない。まあ、エンジンの調子が良いのだろうと思うことにする。ただ、寒い中走り出しの時に、タイヤが堅い感じでグリップ感が皆無だ。まだ、山が十分だし、ヒビも見えない。それに少し走り込むとだんだんとグリップ感が戻ってくる。

この前のBandit 1250Sはやはりリッターバイクのパワーはすごいなぁ。気持ちいいなぁと思ったが、SRV250も軽くてなんとでも操れそうな小回りのきく所もいいと思う。もう少しパワーが欲しいが。

今年は、もう、SRV250を弄るのは最後だ。次は、Bandit 1250Sの車検に備えなければ。