2014年1月28日火曜日

SUZUKI Bandit 1250S とても晴れた良い天気の中タイヤの皮むきに行った

バイク屋の二人に挨拶して、タイヤの皮むきに出発した。ブログなどでタイヤ交換したばかりの状態で、歩道をまたいで道に出たところで滑って転けたなどという記事を見たのを思い出したので、慎重にそっと走り出した。

しかし、驚いた。走り出した途端に、今までのBandit 1250Sとは別物になっていた。低速でとても不安定で、路地のあれた路面だとハンドルを取られることが多かったのに、全く動じないのだ。とても乗り心地がよく、しっかり感を感じる。こんな気温の低い季節だ、タイヤが堅くなってぱんぱんと跳ねてもおかしくないはずなのに。どういうことだろうか。

街中を、ゆっくりと流す。頬が緩んでくる。なんて走りやすいんだ。いままで、アクセルをON/OFFすると、チェーンが弛んだり、伸びたりするのが分かるほどで、アクセルをOFFからONにすると、大抵ガシャンとショックがあったのに、全くない。リアホイールをばすしたので当然ながら、チェーンの張りが変わったのかもしないが、それがいい具合に調整されてたのだろう。専門家にやってもらうとこういう副次的な利点もあるのだろう。

なんだか、楽しくなってきた。最近、Bandit 1250Sがとても重く感じて、乗りはじめに、乗れてないと感じていたのは、タイヤがだめだったからなのかも知れない。

乗り心地の良さと安定感は、タイヤの特性だろうから、激安タイヤなのに侮れない。最近は、先日のヘルメットといい、このタイヤといい、性能もそこそこで、信じられない位安価なのに、まともな製品が増えてきた。どれも、中国製ではないところがいいのかも知れない。ヘルメットのタイは、HONDAのバイク工場や、IT系ではハードディスク工場があることで有名だ。政治情勢が不安定なのが、玉に瑕(たまにきず)だが、工業製品の品質はかなりいいようだ。台湾は、IT系ではASUS(エイスース)など世界的に有名なメーカーがすでに存在しており、タイヤもこれならば問題無い。NAMKANGは、ダンロップの工場だったと言う話だし。

さて、バイク屋のある八幡西から南下して、今日は天気もいいので、英彦山方面に行くことにした。「長谷の里」という鶏の足を焼いている有名な食堂があるのだ。そこで昼食を食べることにしたのだ。

 しかし、本当に天気が良い。気持ちいい。しっかりしたグリップを感じて、バイクがとても乗りやすくなって、たまらない。

 まず、最初に訪れたのは、バイク屋から40キロほど南下したところにある、道の駅「おおとう桜街道」だ。先日SRV250でやってきたところだ。気温が低いことも有り、トイレ休憩したくなったのだ。ここは特にトイレが綺麗だし。そして、暖かい飲み物も買って暖と水分補給だ。

この40キロは、慎重に走ってきた。まだ、少し赤いラインが見える。でも、ほとんど一皮むけただろう。

フロントも同様だ。

そして、そこからさらに南下して、道の駅「歓遊舎ひこさん」の横を通過。さらに南下して500号線にはいる。

やや、西に向きを変えたところに、目的地の「長谷の里」が道端に現れる。道案内板もあるので、方向を間違うことないはずだ。ただ、直前にも似たような建物があったが、看板は無かった。

邪魔にならないように、端にバイクを止めた。ちょうど時刻は、12時50分だった。昼時なのに、他に車はなかった。

有名な「とりのモモ焼き」は、残念ながら、土日、祭日限定だった。平日にはやっていないようだ。

中に入ると、暖かい。下を見るとストーブが焚かれていた。やはり、客は誰もいなかった。

寒くて体が冷えていたので、日の当たる窓側に陣取った。壁を見ると、メニューが貼ってある。いかにも手作りと言う感じだ。店には、おばさん二人のみだった。

まずは、かも汁うどんを頼んだ。

そのメニューの下に、「味つけしし肉」とかかれていたので、聞いてみると、しし肉を煮たものだという。これも頼むことにした。

先に、「味つけしし肉」がやってきた。肉は、なんだかマートンぽい。ネギが沢山かけてある。食べるとかなり味が濃い。肉は、脂身の少ない牛肉みたいだ。やや、歯ごたえがある。また、暖かいからなお感じるのかも知れないが、辛い。すこしひりひりする。ご飯が欲しくなった。うどんを頼んでいるので、すこしずつ食べたが。味自体は、私の好みだ。もう少し、薄味だとよかったが。だが、辛いのに、なぜだか箸が進んでしまう。

うどんが来た。まさしく汁という感じの豚汁風で、具は椎茸、里芋、ニンジン、ゴボウなどが入っていて、鴨肉が混じっている。こちらは、味の濃さは普通だった。

しかし、うどんはなかなかのものだった。腰があるのに麺の回りは柔らかいのだ。寒かったこともあるのだが、暖かいうどんは本当にごちそうだ。

完食してしまった。飲み物は温かいお茶だった。

冷たくなっていた手もほかほかしてきて、背中も日に照らされて温かくなってきた。

ふと、低い天井を見ると、なにやら発泡スチロールの箱と蓋が、挟んである。これはいったい何だろうか。

疑問に思ったので、精算の時に聞いてみようと席を立って、千円札を取り出した。すると、おじさんが車でやってきて、道を聞き出した。この店の近くから入る道があると聞いてきたが、知らないかというものだったが、おばさんは地元の人間では無いので分からないといっている。にもかかわらず、道はこんな風だと聞いたと、しゃべり続けている。

私が、精算してようとしているのに、お構い無いし。おばさんが、迷惑そうに手を出して、どうぞと千円札を受け取ってくれた。

うどんと、しし肉で、900円だった。安くないだろうか。珍しい、しし肉とかも汁などを食べられて、これならリーズナブルだ。とり足焼きがあればさらに最高だっただろうに。

また、今度日曜日にでも来たいものだ。

外に出ると、11度になっていた。室内は暖かかったが、外は日が照っているとは言え寒い。

ここまで、約70キロ。すでに、リアタイヤの赤い線は見えなくなっていた。

フロントタイヤ、同様だ。もう普通に走っても大丈夫だろう。

戻ると、先ほど間違えそうになった店が見えた。看板も出ていないので、店の名前が分からないが、ここでも焼き鳥をしているらしいが、店が開いている雰囲気が無かった。休みなのかも知れない。

そういえば、天井の発泡スチロールの件を聞くのを忘れていた。また、来ることが有ったら聞いてみよう。だれか、聞いてくれてお教えてくれるとさらにうれしいが。

それにしても、雲一つ無い。気持ちいい。

コーナーを走るのが楽しい、オンザレールとはこの事か。コーナーの手前でのブレーキングでも、真綿を締めるように、レバーを握るに合わせてぐっと速度が落ちていく。そして、簡単に思ったようにバイクが倒れて、コーナーを回っていく、快感だ。思わず、ギヤを低めにして、走っていた。


帰りは、片側一車線、かつ、追い越し禁止なのに、ゆっくり走る車に阻まれた。ここは、制限速度は50キロなのだが、40キロちょっとでずーっと走っている。車は、最新型のワーゲンだった。3ナンバーなので、2リッターを超えているのではないかと思えるが、こんなにゆっくり走っているのはなぜなのか。

なんとか帰り着いた。約200キロほど走っていた。前回、ヘルメットを試すために、少し走った。また、車検場からバイク屋までは車が多く、信号も多かった。そのためなのか、燃費は、14.11km/lとあまり良くなかった。プラグ交換などの整備をして燃費改善の期待が高かっただけに少しがっくりきた。次のツーリングでどうなるか見てみたい。Bandit 1250Sは、チョイノリするのには向かないバイクなのでいままでほとんど100キロ以上のツーリンクでしか使ったことが無かった。
今回は、確かにチョイノリが多かったし、街乗りも多かった。

リヤタイヤをよく見ると、「4313」と見える。どうやら、昨年の製造らしい。通常タイヤの製造番号は、上位2ケタが年初から何週目か、下2桁が西暦の下2桁を表すと言われている。この場合は、2013年の第43週ということになる。つまり、2013年の10月頃の製造だと思われる。かなり新しい。

対してフロントタイヤは、「1613」だった。つまり、2013年の3月頃の製造だ。これを見るとリアタイヤの方がよく売れているのかもしれない。その為に店舗の商品が新しいものに入れ替えられやすくなるはずだからだ。と言う事は、リアの方が摩耗が早いのか。これから、どのようになっていくか、ライフなどを見ていくことにしよう。

帰宅後、改めてタイヤをよく見てみた。リアタイヤは、完全に赤いラインは消えていた。

帰りに、車に引っかかるまでの山道では、とても走りやすかった。ややきつい、長いコーナーも全く安定して走れた。まるで運転技能が上がったかのようだった。

寒い季節でタイヤが固くなり易いのに、この性能ということは、ゴムの品質もかなり良いのだろう。

フロントタイヤも、ある程度サイドまで皮むきできているようだ。NANGANG  ROADIACという製品は、価格対品質(コストパフォーマンス)は、かなりのものだ。たとえライフが短くても、この価格と品質なら、リピートは十分に考えられる。いままで履いていたミシュラン PILOT POWER 2CTと比較して、劣るところは今のところ全く見られない。以前、Bandit 250にDUROの激安タイヤを履いたら、元々ついていたひび割れだらけの10年落ちタイヤよりも、性能が低くてやはり値段なりかと思ったものだったが、このタイヤは交換して明らかに走行性能が高くなったと感じる。

今のところは、大変満足だ。気に入った。

ちなみに、ノギスで溝の深さを測ってみた。フロント4mmでリアが6mmだった。前後て深さが異なるとは思わなかった。ちなみに、交換前のタイヤは、2mmと3mmだった。溝の深さだけを見ると、半分になっているようだが、タイヤはゴムなので正確に測れているかはわからない。あくまでも参考程度に。メーカーも異なることだし。


ホイールは、外した時にショップで磨いてくれたが、組み上げるときに汚れてしまったようだ。それに、山間部の土埃の多い道を走ったので、そこに土汚れが付いてしまった。急いで組み上げてくれたので、仕方ない事だ。

いつもホイールを磨くのに使っているカークリムで磨いた。

ボディも磨いた。

久しぶりに、ポリマー処理してみた。

吹きかけて、磨く。

ぴかぴかになった。

横に置いている、SRV250を見ると、昨夜からカバーを外して、屋根の無い所に止めていたからか、かなり汚れていた。

こちらも磨いた。

タンクの汚れは、写真ではよくわからなかったかもしれないが、バックミラーを見ると汚れ具合がよく分かる。

で、磨いた結果、だいぶ光る様になった。

2台とも綺麗になったので、カバーかけて、また、次走れるときまでお休みだ。

今回も、RYOGAのヘルメットをしていったのだが、向かい風の時にはややうるさい気がした。さらに、シールドを締めていてもあごが開いているので、そこから風が入り、少々寒かった。夏場は、逆に風の通りがいいかもしれない。今回はだいぶ長く使ったが、頭の後ろが痛くなることは無かった。

車検も無事終わり、タイヤも安いのに性能が高くて、とてもいい週末だった....かと言えば、ちょっとショックなこともあった。それはまた...。