2014年2月24日月曜日

YAMAHA SRV250 崋山(げざん)にバイクで登る その1

迎えに来てくれたS氏とともに集合場所に向かった。

集合場所の関門トンネル前のコンビニに着くとすでに残りの2名が待っていた。

W650乗りのK氏のヘルメット。なんと自分で塗装したものだ。ヘルメットだけではなくバイクのタンクなども同じ色に塗装している。素人にはまねできないグラデーションだ。世界に一つだけのオリジナル塗装というのは、たいしたものだ。

さて、今日のルートだ。集合が冬と言う事もあり、寒い午前中を避けて昼前にしたので、昼食を早めにして、後は農道を堪能するコース。ただ、その間間は、酷道(国道)491号線のように、全幅1車線のくねくね道が多数含まれている。この道を気持ちよく走るのにはやはり、SRV250の様な軽くて操作性の高いバイクがいい。

出発するときにはすでに気温は13度となっていた。

関門トンネルを通り、

下関に入ると、九州同様に快晴の空だ。だが、なんとかく肌寒い感じがする。トンネル内が暖かかったからだろうか。

一路、県道34号線を走って昼食場所に向かう。市街地は車も多かったが、北に進んで市街から外れると、車も少なく気持ちよく走れる。

県道34号線から国道491号線に入り、まもなく左折して再び県道34号線に入ったところで到着。出発して30分程度だった。

 コンビニの奥のレモン色の建物が今日の昼食の月輪(がちりん)だ。

ここで改めて、今日参加のバイクを紹介すると、S氏のCB1100、M氏のBMW R1200GS、 K氏のW650、そして私のSRV250だ。今回の一番小さなバイクだ。でも、これが後で良かったと思わずにはおれない出来事が....

さて、中に入ってメニューを見ていると、お勧めは店の名前になっている「月輪」だというので4人全員がそれにした。麺はそばとうどんが選べるので、3人がそばでひとりがうどんを頼んだ。待つこと20分ほどで出てきた。なかなかのボリュームだ。箸と小さめのへらが付いてくる。

ソースと、マヨネーズが遅れてやってきた。ちょっと食べかけだが、上にかけた。

かなりうまい。この店は、広島風お好み焼きの店なのだが、本場の広島お好み焼きとはやや異なる。広島のお好み焼きは、生地がとても薄くて野菜はかき混ぜずに蒸してある感じだ。生地が薄いためか、ボリュームの割に腹にするりと入ってしまうのが特徴だ。

こちらのお好み焼きは、生地がそこそこの厚さがあるので、ボリュームどうりに腹がいっぱいになる。味は、本場物に似たような味で、かなりうまかった。

後で出てきたソースとマヨネーズをかけるとさらにうまみが増す感じだ。価格は880円だった。今回は皆同じ物を食べたが、また来ることがあったらべつのものも食べてみたいものだ。


 楽しくたべりながら食べていたら、気がつくと12時半を回っていた。さて出発だ。

気温はさらに上がって15度になっていた。

 再び、県道34号線を北上する。

途中で、「徳仙の滝」の看板が現れたところで、左に入っていく。

 すぐに細い十字路が有り、看板に従って左折する。

そこからは、1.5車線程度のくねくねとした道が続く。SRV250の独断場だ。右に左に倒しながら走っていく。

こんな道を走ると、つくづくSRV250がいいバイクだと感じる。おなじ250ccのBandit 250とは全く異なって、トルクがあるのでアクセルワークだけで切り返しでき、操作しやすいことこの上ない。

オイル交換をした為なのか、いままでよりもさらにエンジンの吹き上がりが軽くて楽しい。グリップも、やはり戻したスポンジがいい。堅くないので手が痛くならないのだ。

冬場にオイル交換前の20W-50オイルは小さなエンジンには負荷が大きかったのかも知れない。本当に軽快だ。


そして、気持ちよく走っていたら、なにやら建物が見えてきた。思わず通り過ぎてしまおうとしたら、これが「徳仙の滝」だった。

右に高さ数メートルの小型の滝が見えた。少し道路から見て、わざわざ戻ってまでして見る程のものでもないかとそのまま行くことにした。

だんだんと登っていき、道はさらにくねくねとしてきた。

そして、道端のカードレール下に雪が残っているのが見え始めた。700mの山なので、雪が残っているかも知れないという心配はあった。まあ、これくらいならたいしたことは無い。

途中で、右がランチャー台だという看板が有ったので、道路から右にあがっていった。

さらに進むと、途端に道路全体が雪になっていた。


先は、見える限り雪道だ。雪が降ったのは1週間も前なのに、いまだにこれほども雪が残っているとは。幸いというか大きく右に曲がったカーブの外側に少しだけ雪が溶けたところが有り、そこに止まらざるおえなかった。

前も後ろも右も、すべてがちがちに凍っている。さらにここは上り坂だ。

私のSRV250ならばまだなんとか雪に入ってもUターンできそうな気がしたが、残り3台は大型車で200キロを超える車体だ。平地ならまだなんとかなるかもと思えたが、かなりの上り勾配だ。雪が無くてもUターンは難しそうだ。

バイクを降りて、4人集まってどうしたものか....

つづく、