2014年4月29日火曜日

SUZUKI Bandit 1250S NANKANG ROADIAC(ナンカン ローディアック) タイヤのインプレッション

Bandit 1250Sに取り付けた台湾製の激安タイヤNANKANG ROADIACに付いて気になる人も多いと思うので、走行1,700キロ程だが改めて感想を書きたいと思う。

結論を先に書けば、私のようなツーリング使用では全く問題無い。特にリアのカタカナの「ヒ」の形が許せないとか、恥ずかしいとか言う人は、性能前に拒絶されてしまうだろうが、それがそう気にならないという人ならば、お勧めだ。確かに、安いので検査が緩くて不良が多いなどの事は私のように個人ユーザでは分からない。

しかし、少なくとも、私の個体に限って言えば、全く問題無い。


私は、1万8千円ほどで送料込みで購入したのだが、消費税アップと円安によって値上がりしているようだ。それでも、国産タイヤのリア1本分程度で前後タイヤセットが購入できる価格に収まっている。

これが、現状のフロントタイヤの状態だ。

先日のツーリンクでも書いたが、サイド1cm位を残しているような使い方となっている。

タイヤを近づいてみると、センター部分は堅めの耐久性のある素材でできているだけあって、ほとんど減りは見られないし荒れた感じもない。しかしもサイド側のグリップの良い部分では、ややタイヤが荒れている。それだけタイヤが溶けて路面をつかんでいるからだろう。その分、サイドのほうが減りは早いかも知れない。


こちらはリアタイヤだ。「ヒ」のバターンになっている。

こちらは、フロントよりもさらにサイド部分の溶けている感じが見える。

とにかく、コーナーにでの安定性はすばらしい。全く不安感が無い。少々荒れた路面でも、冬場だというのに滑るようなそぶりは無く、気持ちよく倒し込んでいける。足先を下に向けてバンクしているとつま先が路面でこすれてしまう。

未だ、コーナーのバンクでステップがするような走りはしたことが無いが、そんなサーキットの様な走りはやりたくても出来ないので、十分だ。サーキットでの走りに関しては、未知の世界なので私には分からない。

また、完全なウェット状態での走行もあまりないので、このタイヤのウェット性能に関しては何とも言えない。ただ、少し濡れたくらいの路面では全く問題ない。

今度の四国ツーリングでは、高速をだいぶ走る予定になっているので、そこでの感想をまた書いてみたいと思う。

とにかく、私の素直な感想としては、全くもってすばらしいの一言だ。このタイヤで、不満を言う人の走りは一体どんな過酷なものなのだろうかと逆に疑問に思う。

もちろん、このバイクで使った事のあるのはミシュランのタイヤだけで、 国産タイヤを使ってみたらまた違う感想となるのかも知れない。しかし、そうだとしても価格の低さがその差を埋めてくれる気がする。ただ、INAZUMA 400では、ブリジストンのタイヤだったが、何度もコーナーで曲がりきれないというよりも、倒すのが怖いと感じで、センターラインオーバーして仕舞うことも多々あったし、Bandit 1250Sでも交換する前のミシュランタイヤでも、同様のことが多々あった。

しかし、 NANKANG ROADIACに換えてからは、全くそんなことが無い。不安無くコーナーで倒せるし、ブレーキをかけても怖い感じがしない。まるでライディングがうまくなった気がするのだ。

SRV250のタイヤは、特にリアがすり減っていて、ひび割れている。先日SRV250で走った時にも、コーナーでやや不安を覚える事があり、センターラインを超えそうになったことがあった。タイヤはかなり重要な命に関わるパーツだ。 NANKANG ROADIACは、自分の命を預けるに問題無い製品だと感じている。

このままの低価格で入手できる様であれば、今後もこのタイヤを使い続けていきたいと考えている。