2015年2月24日火曜日

KAWASAKI ZZR250 プラグチェック

片肺状態になったZZR250のプラグを確認してみることにした。
 まだ、28キロ程しか走っていないので、ガソリンが沢山残っている。

17リッタータンクと大きく重くてタンクを外すのに大変なのでガソリンを抜いた。

次に、シートを外す。

タンクの後ろにある二つの10mmボルトを緩める。なぜか左側のボルトはゆるゆるだった。

そして、サイドカバーがタンクに刺してあるので、前側だけ外す。

 次に、タンクの前側のボルトを外す。8mmだ。

 タンクの後ろに付けてあるポースを外す。

タンクの右側を持ち上げて、左側に付いているコックに接続されている2つのホースを外す。

タンクが外れた。

まずは、左側プラグキャップを外す。

車載工具からプラグレンチを取り出す。

 プラグレンチてプラグを外す。頭が17mmのボルトになっているので、17mmのスパナで回して緩められる。

 取り出したプラグ。見事にススだらけだ。これだけススけていたら、花火も飛びにくいだろう。

Bandit 250の時に買ったプラグが出てきたので、使えないか見てみることに。

型番は、CR8Eとなっていた。ZZR250用は、CR8HSAだ。

比較すると、長さが異なっていた。長い方が、Bandit 250用だ。これを使ったりしたら、シリンダー内に飛び出てピストンに穴が空いてしまうかもしれない。ということで、使えない。

仕方ないので、ワイヤブラシであらかたススを落とした後で、スチールたわしでごしごしと磨いた。

かなり綺麗になった。これならまだ使えるだろう。

 シックネスゲージで、ギャップを調べてみることにした。

0.7mmのはずが、0.65mmで入らなかった。少し狭かったようだ。

次に、右のプラグを外してみた。こちらも真っ黒だ。

同様に磨いて、ギャップを調整した。

そして、プラグを取りつけて、タンクも元に戻した。

祈るように気持ちで、チョークを引いて。

エンジンをかけたら、簡単にかかって、3千回転程度で安定した。今までは1,000回転までしか回らなかったのが、この回転まで上がったので、復帰したと考えていいだろう。

しかし、死んでいた左の気筒のマフラーからは白い煙がもくもく出てきてちょっとびっくり。

右側からも少しだけ出ていた。

5分以上暖機してから、チョークを戻したが、回転がすぐに下がるので、左下にあるアイドリング調整ダイヤルで2,000回転弱程度に調整した。

その後、15分ほどアイドリングしたら、煙もだいぶ薄くなった。

ちょっと、近所をぐるっと試走してみた。

エンジンの調子は、だいぶ以前の状態に戻って、出足も普通に発進できるようになった。

エンジン回転数も、アクセルをひねっただけ上がるようになった。

どうやら、プラグがかぶっていたために、不調だったようだ。

ただ、エンジンが暖まるに従い、アイドリング回転数が高くなり、3,000回転までしか下がらなくなったので、再度アイドリング調整つまみで、1,500回転程度まで下げた。

以前の状態に近いが、なんとなく低回転のトルク感が弱い感じもする。

どちらにしても、Bandit 250と同じように、かなり、プラグがかぶりやすい様だ。恐らく、そのために、工具袋の中に、中古プラグが4本も入っていたのだろう。前オーナーも、プラグを頻繁に交換していたのだと想像される。

また、プラグがあのように真っ黒で、エンジンをかけた直後に大量の白い煙が出ていたので、エンジン内もススで真っ黒かもしれない。

いわゆるカーボンがエンジン内に堆積していて、エンジンの調子が完調では無いのだろう。

何かしないと、それらは取れないかもしれない。エンジン内のカーボンを除去するというエンジン復活剤などを試してみたほうがいいかもしれない。

帰って来た。

見ると、かなり汚い。

それで、久しぶりに洗車して、ワックスを掛けた。

ぴかぴかになった。

う~む。気持ちよい。


汚かったマフラーもぴかぴかだ。

性能を維持するためにも、もう少し乗らないといけない。

近所をちょこちょこ乗るだけでは、あまり良くないのだろう。