それで、いろいろ調べていたら、これを見つけた。
いわゆる据え置き型のネットワーク対応TVチューナーユニットだ。これならば、自宅のちゃんとしたアンテナで受信するので、受信が不安定という事は絶対ないはずだ。
シリーズとしてダブルチューナータイプもあるのだが、そこまで必要ないだろうとシングルチューナーにした。いままでシングルチューナーで困ったことはないので、これでよかったと思っている。
詳細は、メーカーサイトを参照してほしい。
http://www.pixela.co.jp/products/tv_capture/pix_br310l/
パッケージ。
裏側。
中身は、説明書、本体、ACアダプタ、LANケーブル、B-CASカード。
形状は、台形で変わっている。上の細いのがB-CASカードスロット、その下にLAN端子と、USB端子。その下が、アンテナ端子、電源端子となっている。
外付けハードディスクをUSB端子につなげば、録画にも対応する。
現在使っているリビングの液晶TVのアンテナ端子から分岐して、つなぐ事にした。
チューナーPIX-BR310Lのアンテナ入力が1つしかないため、混合器が必要だ。そして、現在TVにつながっている地上波、BC/CSそれぞれを分波器で分離して、つなげばよい。
この配線の為に次のものを購入した。
これが、実際のもの。商品は全部分波器となっているが、ケーブル付きのものは混合器としても使えるものだ。
結線した。
これを、TVにつながっているアンテナ線2本に接続した。青いのはLANケーブル。
手持ちの3.5インチハードディスクをとりあえず外付けHDD化して使ってみることにした。そのための、外付けケースも購入した。
設置状態。真ん中がチューナーユニット、その右側が外付けHDDだ。
LANケーブルを接続するが、DHCPサーバーがあれば自動的にIPアドレスが振られる。つまり、ルーターが無いと使えない。
LANの設定は特に必要ない。出先から視聴する場合も、ルータの設定は一切しなくてよいのは手軽だ。
アプリは、ワイヤレスTVというものを使用する。これは、Android用だが、Windows 10とiPhone/iPad用もある。これは、無料ソフトだ。LAN内で視聴するのならこれだけで事足りる。
しかし、WAN経由で視聴する場合(つまり出先で視聴する場合だ)は、有料の視聴プラグインを購入する必要がある。価格は300円だから高価ではないが、各OS毎に必要となる点は注意が必要だ。
こちらは、Windows 10用だ。
アプリを起動して、[次へ]とする。
すると、LAN内のチューナーが自動的に検索される。
最初の設定では、現在の住所で自動的に検出してくれる。
後は、好きなチャンネルを選べば、すぐにTVが視聴できる。
録画する場合は、番組表を表示させて、録画したい番組を選ぶだけだ。時間指定なのどのマニュアル録画はできないようだ。
視聴する場合は、画質も選べる。LANであれば、最高画質にしておいて面台ない。
ちなみに、選べる画質は、
高画質、標準画質、低画質、低速回線用の4つある。
だが、外出先では、WiFiが使えれば問題ないが、3GやLTEなどの通信で見る場合は、画質を落としたほうが良いだろう。通常それらの回線では、通信料が規制される場合がほとんどだからだ。
アプリでも、無線LANではない場合は、チューナーに接続するすか警告が表示されるようになっている。
スマートフォンの5インチクラスの画面では、低画質で十分だ。タブレットでは、低画質ではやや文字がつぶれたりして気になる。
試しに出先で使ってみると、低画質でもワンセグとは明らかに異なる画質視聴することができる。LTEでの通信量は、低画質設定で、1時間に350から400MB程度必要になる。私のLTE通信プランは、3GBなので8時間ほどで使い切ってしまう計算だ。
そういう意味では、ちょっと見るにはいいが、じっくり見るのには通信量を覚悟しなければならないだろう。出先でも、無料WiFiなど通信量を気にしなくて使える環境があれば、問題ない。
このチューナーユニット最大の利点は地上波だけでなく、BS/CSも視聴できることだ。普通の持ち歩くワンセグ、フルセグチューナーはすべて地上波専用がほとんどで、VS/CSが見れるものは私の知る限り無い。
もちろん、有料放送を見るのには、契約が必要だが、BSにも、NHKや民放の無料放送が見れるし、CSでも無料放送の場合もある。
ただ、契約してもすべてのチャンネルが見れるわけではないようだ。LAN内では問題ないが、出先では規制されていて見れないチャンネルがある。ただし、そういうチャンネルでも、一旦録画を開始して、追っかけ再生をすれば、やや遅れてしまうが、それを気にしなければ視聴できる。
実際に、Ble-rayレコーダーに付けている契約済みのB-CASカードを使って確認してみたので間違いない。
これのすごいのは、インターネットにつながっていればどこでも自宅のチューナーユニットの録画や、放送が見れるという事だ。それは、日本に限らず、外国でも同じだ。私は外国に行く予定もないが、頻繁に出張する人は便利だろう。
ただし、出先で使う端末は、事前にLAN内で登録する必要があり、しかも一定時間経つと登録が切れるので、再度LAN内で登録する必要があるので、長期の出張などでは、端末の登録が期限切れとなるので使えなくなくなる点は注意が必要だ。
画質や、BS/CSまでも見れるという事で、まさしく究極のチューナーユニットといえる。