まずはシガーソケット。
ハンドルがパイプなので取り付け自体は簡単だ。配線は、ハンドルポストの穴から他のケーブルと一緒に通すことにした。
問題はどこに結線するかだ。バッテリーに直接接続したほうが簡単な気もするが、配線を通すのに外装を外さないといけないのは面倒だ。
とりあえず、メーター裏を見ることにした。シールド取りつけの時同様に、シールド下のねじを2か所外す。
今回は、車の内装はがしを使って枠を外した。
左右のボルト4つを外してシールドを取り外す。
前回はここまではやったので手慣れてきた。問題はここからだ。
この黒いカバーを外す必要があるのだが、これが外れなくて大変だった。インターネットを調べてもここまで外せば、後はねじ類はなくて単に外せばよいとあるのだが、びくともしない。
無理やり外そうとしても本当にねじ止めされてないの? と思うくらいしっかりと固定されている。無理やり外そうとするとベキッと割れそうだ。
この部分がしっかりはまっているのだ。
内装はがしで片方だけなら何とか浮かせられるが、それでも割れてしまいそうだ。どうも、この出っ張り部分に専用工具を差し込んで浮かせるようだ。しかし、そんなものはない。
そこで、工具セットに入っているデカいマイナスドライバーを使用してみた。
これを、この凹みに差し込んでグイッと.....持ち上げると....外れた!
確かにねじ類は何もなかった。はめてあるだけだ。
さて、どこにつなげばいいのだろう。
防水カバーが見える。
外すと、コネクタが出てきたが、どれがいいのかわからない。
奥まったところにも一つコネクタがある。
ふと見ると何やら灰色の四角いものが二つ見える。
外してみると、G8HL-H71 12VDC 120Ωと書かれている。という事は、0.1Aしか流せないという事?
そんなやわなものをバイクには使わないだろうと、仕様を調べてみると、突入電流100Aで、連続通関電流20Aのリレーだと分かった。
端子を見ると、左の縦の大きな端子がスイッチされる側で、右の横向きの小さな端子がスイッチの端子だろう。
コネクターの配線を見ると、赤白と赤黒が配線されていた。
車体との間で電圧を計ってみると、
イグニッションがOFFの状態でバッテリー電圧が出ていたので、ここにバッテリーから直に結線されていることが分かる。それが、赤白の線だった。
どっちにつなごうかちょっと考えたが、カメラなどを付けたときには常時給電されていないほうが便利だ。
という事で、赤黒に結線することにした。
将来のことも考えて、2分岐にしておいた。
これに、シガーソケットの端子を繋いだ。もともとNC700Sでは、リレーを使っていたのでキボシ端子が付いていたのでそのまま使用するだけだ。シガーソケットの配線は長かったが、切らないで丸めて結束バンドで固定した。
そして、余ったキボシ端子が濡れたりしてショートなどの事故を防ぐためにビニールテープでぐるぐる巻きにした。
シガーソケットのグラウンド側は、ボティのボルトと共締めした。
それで、シガーソケットの通電状態をチェック。イグニッションOFFでは給電なしで、イグニッションONで給電された。OKだ。
次にRAMマウントを取り付け。これも、NC700Sで使用していものだ。
左のバックミラーに共締めした。
NC700Sで使用していたカメラ台を装着した。
時計+温度計は右側のバックミラーに共締めした。時刻と温度は走っているととても気になるものだ。
完成。
カメラとスマホを取りつけてシガーソケットにUSBアダプタを付けて給電してみた。問題ない。
チョイノリ用に買ったPCXなのに、完全なツーリング仕様になってしまった。まあ、ドライブレコーダーになるのでなるべくカメラはつけて走ることにしよう。
最後に、R1100RSのナビ固定もNC700Sで使用していものに付け替えた。
だが、RAMマウント自体のとり付けはちょっと苦労した。後付けのR1100RSのナビバーが細すぎるのだ。なぜにこんなに細いものにしたのだろうか。普通のハンドルのような22mm程度の太さにすればよよいものを。なぜに15mmもない細いパイプにしたのだろうか。細いので、ビニルテープで巻いてから、ゴムをさらに巻いて取り付けることになった。そのため、手で押すとぐにぐにと少し動く。
それでも元のものに比べるとしっかりしているが。
これで、ナビが高くなるので見やすくなるだろう。丁度メータのすぐ下に来るように固定した。視線の移動も少なくなるだろう。